令和7年11月「第64回アジア太平洋プライバシー機関
(APPA)フォーラム」

浅井委員及び中湊専門委員が第64回アジア太平洋プライバシー機関(APPA)フォーラムに出席

令和7年11月24日(月)及び25日(火)、第64回アジア太平洋プライバシー機関(APPA)フォーラムがマカオ特別行政区において開催され、浅井委員及び中湊専門委員が参加しました。

  1. 1 フォーラム全体について

    各国・地域における法制度・執行等の最新状況について報告が行われたほか、越境データ移転、データ保護当局の課題等をテーマとした5つのパネルセッションが行われました。また、APPAの各ワーキング・グループからの活動報告が行われ、加えて、G7データ保護・プライバシー機関ラウンドテーブルや世界プライバシー会議(Global Privacy Assembly:GPA)等における各取組状況が紹介されました。

  2. 2 当委員会からの発言等
    1. (1)各国・地域における制度・執行等に関する最新状況報告

      中湊専門委員より、日本における最近の執行状況と、個人情報の不適正利用を行う事業者に対する個人情報保護法に基づく行政上の措置を実施した事案を紹介しました。

    2. (2)パネルセッション「越境データ移転規制に関する最近の動向」への登壇

      浅井委員がパネリストとして登壇し、①相互運用可能(Interoperable)な越境データ移転の環境を実現することの重要性、②信頼性のある自由なデータ流通(Data Free Flow with Trust:DFFT)の具体化と定着に向けた取組、③事業者がニーズに応じて最適な越境移転スキームを選択することができる国際環境構築の重要性、④ASEANを中心としたアジア太平洋地域におけるDFFTパッケージ協力の推進等につき発信しました。

  3. 3 他国データ保護機関との会談

    本フォーラムの機会において、浅井委員が韓国個人情報保護委員会主催非公式会合「個人情報の不正流通への対応」に参加したほか、他国データ保護機関と意見交換を実施しました。

  4. 4 次回会合予定

    次回会合(第65回)は、令和8年(2026年)6月に香港で開催予定。

  • 開会式
  • 発言する中湊専門委員 (席上向かって前列右から2番目)
  • パネルディスカッションで発言する浅井委員
  • 浅井委員と韓国PIPCソン委員長との会談
  • 左から浅井委員、韓国PIPCソン委員長、中湊専門委員